loveM’s Diary

嬲る仁義

美味しそうなモッツァレラ

 今回は、大好きなイタリア映画の話です。

イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』    パオロ・ソレンティーノ監督の2008年のイタリア・フランス合作の伝記映画です。

イタリアらしい香水が香ってくるような殺人映画というか、美しく癖があってかっこいい。

イタリアの首相のジュリオ・アンドレオッティの実像を描いているのですが、

ジュリオ・アンドレオッティは本当に恐ろしい人で、マフィアや極右政治家や軍人の秘密結社「ロッジP2」とも深い関係があったと言われていて、

数えきれないほどの殺人、暗殺事件に関わっていたのに、なんらかの力により判決はねじまげられ、生涯一度も実刑判決を受けなかったという人。映画の中でも滑稽なくらいバンバン人が消えていきます。ある意味ポップ 

そしてジュリオ・アンドレオッティを演じている トニ・セルヴィッロが気味が悪すぎて、かっこいいんです。



そしてこの映画はアートワークが素晴らしいです。インテリアなどがとにかく美しく審美的。

 

個人的な話ですが、執務室やその周辺のインテリアが私の母のテイストで、小さい頃に住んでいた家のリビングを彷彿とさせるから、余計に賛美してしまうのかもしれないのですが。

 

音楽もかっこいいです。全体的な雰囲気はポップで、80年代ニューウェイブやレコメンっぽい感じ

そして劇中サン=サーンスの「死の舞踏」が使われていて思わずにやりとしてしまいました。

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ちなみに、さきほど『モッツァレラチーズ』について書きましたが、この映画にも、とびきり美味しそうなモッツァレラチーズが出てきます^^(ハンニバルのようなメタファーのようななにかの意味ではなく普通にモッツァレラチーズ) それを急に思い出したから、この記事を書きたくなったのでした。

 

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