loveM’s Diary

嬲る仁義

隣人は静かに笑う(1998)

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監督や趣向で映画を選ぶ時もあれば、俳優で選ぶ映画もある。これは後者になります。あと、昔ヤフーでトラウマ級の衝撃エンディングとして紹介されていたので興味がありました。どんでん返しとか大好きなんで。

ジェフ・ブリッジスティム・ロビンス。このクレジットだけでワクワクしてしまう。オープニングクレジットはどちらが最初か?とかね。ちなみに左右同時クレジットでした。左がジェフで右がティム。ここで右でも良いから左よりちょい上に表示させろとか言う人もいる。これで揉めたのが名作タワーリング・インフェルノの時のポール・ニューマンスティーブ・マックイーン。ダブル主演だとこうなる。

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そして日本でこれにこだわってしまって映画界から干されたのが田宮二郎ですね。

 

 

邦題からまあサスペンスなのは分かります。関係も隣近所なのね。そうするとご近所とのいざこざ映画なのかな?と。

 

あらすじは

テロの歴史を大学で教えているジェフは過去にFBI捜査官だった妻を捜査上のミスで亡くしている。ジェフは一人息子と暮らしているが、奥さんを亡くしたことに2人とも深く傷ついている。ジェフには若い恋人がいるが息子はどうも気に入らない。そんな中、隣に住んでいるロビンス夫婦の息子が手に火傷を負った状態で道をフラフラ朦朧とした状態で歩いている所をジェフが助け病院に連れて行く。それをきっかけに今まで隣なのに名前さえ知らなかったロビンス夫妻と仲良くなる。ただ何かにつけ嘘を付くロビンスの行動を怪しみ、彼を素性を調べ始めると国への不信から子供の頃にある犯罪を犯していてその過去を隠すために死人に成りすまし偽名を使っていることを突き止めた。その行動に気づいたロビンスはどんどん核心に迫ってくるジェフを疎んじ始め、自身の信念を貫くために行動を起こす、、というお話し。

 

最後は確かに予想通りという感じではなかったな。バッドエンドってだけ。系統的には『オンリー・ザ・ブレイブ』みたいなものです。

 

ジェフの境遇を知っていたからこそ、同志を最大限に使って見事な作戦を遂行したロビンスの方が一枚も二枚も上手でした。テロ礼賛映画かよ。

色々伏線を散りばめておいて最後回収していくのは良かった。あとオープニングはなんか不気味で呪いのビデオみたいな作りでしたね。

 

ところでジェフ・ブリッジスミシェル・ファイファーと共演した『恋の行方』ではジャズピアニスト役でかなりカッコ良かったですが、この映画では何かダサかったです。口をぽかんとあけた表情がお兄さんのボー・ブリッジスにそっくり。

ある事件を知って慌てふためきながら坂を降りてくる姿がなんかユーモラスでした。

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