loveM’s Diary

嬲る仁義

健康診断

健康診断が近い。

肥えてきたので少々節制する。いつも健診前はそうだ。一昨日は朝と昼は抜いた。夜はうどん。

昨日は朝と昼を抜き夜は松の家の看板に耐えられずカニクリームコロッケを食べてしまった。

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それから16時間経ち昼に定食を求め両国の下総屋食堂に行った。ご高齢の夫婦だろうか実に地域密着の食堂を営んでいる。このお母さんが可愛い。店内はザ昭和。ザ食堂。東京都指定の民生食堂らしいが民生食堂とは、低所得者であって常時外食するものに対して、低廉で栄養価の高い食事を供食するとともに、災害時における一般都民に対する供食事業を円滑に進めることを目的とした食堂のことらしい。そのレトロで貴重な佇まいから数々のロケやドラマで撮影されている場所でもある。

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好きなおかずをとるシステム。サバ味噌と素揚げピーマンと里芋の煮付けをガラス戸から取る。それにご飯と豚汁を申し付ける。会計は後払い。

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ブラウン館テレビにコンクリート床、スクエアの白タイルに加えてオザケン白鵬を初めとする数々のサインが歴史を物語っている。

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客層は様々で子連れのお父さんに女性一人客、この日はお孫さんらしき家族も来ていてそれぞれ食事を楽しんでいた。お母さんとお父さんは孫が可愛くて仕方ないようで接客がひと段落つく度に話かけている。若貴兄弟フィーバーの頃は彼らと一緒に写真を撮るだけでも30万円かかったなんて話をしているが当然ながら生まれる前の話にお孫さんは興味を持たない。お父さんは孫に満腹になってもらおうとゆで卵を提供する。お嬢ちゃん大事にされているね。あれ?お父さんはピアスしているわ。ちょっと似合わないかなあ。

電熱器に当たるヤカンからお茶のお代わりをした。こんな所にも風情を感じる。

味の方だが江戸っ子に合うよう全体的に甘めに仕上がっていると思う。

ピーマンはお母さんが甘い味噌ダレをべったりかけるし、煮っ転がしのベースは砂糖が沢山入った醤油のよう。サバ味噌は大ぶりで食べ応えがあるしご飯も豚汁も丼で提供されるくらいボリュームがある。豚汁は具沢山で白味噌仕立て。昼間から熱燗と料理で飲みを嗜む夫婦は満足したように席を立つ。

ちなみに料金は1000円ぽっきりであった。

お母さんは一息つくと空いている席に座って休み、お孫さんの相手をし、出来上がったおかずをガラス戸に収めたりとせわしないが見ていてなんかフラがあってユーモラス。

昭和にタイムスリップしたような店だ。この空間にいると居心地がよく童心にかえってしまうようだ。

90年の歴史に思いを馳せ店を後にした。

健康的な食事をしたからまた暫く断食しよう。

そして楽しい時間を提供してくれたご夫婦に感謝。会話せずともあうんの呼吸で接している。私もこんな感じで彼女と仲良く末長く過ごしたいと思う。

 

両国国技館の前は俺パラとかいう声優グループのコンサートが今日あるようで若いチャンネーがウロウロしていた。

昭和から令和に戻ってきたようだ。